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みなさんこんにちは。
まず初めに先日の琉王杯にご参加くださりありがとうございました。
この記事は前回行われた琉王杯の振り返りとして、
・どういったデッキが多かったか(デッキ分布考察)
・どういったデッキが上位になったか(上位デッキ考察)
・優勝デッキを見ての感想(デッキ考察)
などなどを主催側として私キリュウが頑張って色々と紐解いていこう。
という趣旨の記事です。
本記事は初心者さん向けの内容になるので、熟練者の方には少し物足りない内容になってしまうかもしれませんが、「そうなんだ~」ぐらいに思っていただけると嬉しいです!!
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◆みなさんにお願い◆
感想をtwitterなどに #琉王杯の環境考察 のタグをつけて感想など意見いただけると嬉しいです!
こういう内容もいれて欲しい等あれば、どしどしご意見ください!
それでは本編へGO!
第0回琉王杯をざっくり
9月19日にて行われ、参加人数は36名
初めての開催にも関わらず、沢山のご参加ありがとうございます。
予選5回戦 決勝トナメ12名(4名シード) 最大9回戦の大会です。
■どういったデッキが多かったか(デッキ分布考察)
現在のカードプールは、
ブースターパック第1弾
スタートデッキ5種
チュートリアルデッキ
プロモ付録カード
これだけです。
最多デッキは「緑キッド」で12名33%、次いで多かったのが「紫カイドウ」の11名31%でした。
世はまさに緑キッド・紫カイドウの二皇
2カテゴリで64%となっており、現環境は「緑キッド」「紫カイドウ」に勝つことができる事は必須事項ですね。
現環境では緑キッド・紫カイドウ共に、7コスト以上の高コスト帯のキャラを場に並べてフィニッシュを狙う事が多く、2~4ターン目の盤面はそう強力ではないため、序盤からライフと獲りに行ける「赤ゾロ」も侮れないデッキです。
対応力の緑キッド・破壊力の紫カイドウ・疾走力の赤ゾロ、現状この3デッキによって構成されています。
リーダーにユースタス・キッドを採用し、優秀な緑カードをしこたま採用したデッキです。
緑カードは様々な効果を持ったカードが多く、尚且つ1枚1枚が優秀。
品数はホームセンター並です。なんでもある。
構築の大枠部分は定まっているのですが、仮想的のデッキに応じて採用するカードを変える事ができ、対応力の高さも強みです。
環境への対応力が凄すぎる。
除去は…?
ブロッカーは…?
サーチは…?
レストにさせるカードは?
低コストアタッカーは?
中コストアタッカーは…?
高コストアタッカーは…?
かわいいカードは…?
現状強いとされている能力の殆どが緑にあります。逆吉幾三状態。はぁ~全部ある。
なかでも、お菊・イゾウ・ネコマムシなどキャラをレストにさせる効果は緑の特権となっています。
お菊とバジルホーキンスの組み合わせがべらぼうに強く、
お菊でリーダーを攻撃しながら、5コスト以下のキャラをレスト→ホーキンスで、レストにさせたキャラを攻撃しながら2回目でリーダーを攻撃。
う、美しすぎる…!
先にこの布陣を作ってしまえば、緑ミラーにおいてもかなり優位に立つことができます。
それに対し紫カイドウは、この優秀なキャラ達をほいっ!っと一斉に無に還す10コストカイドウを筆頭に、様々な除去持ちキャラで制圧していきます。
■どういったデッキが上位になったか(上位デッキ考察)
今回の決勝トーナメント出場の12名とデッキは以下の通りです。
☆優勝
緑キッド/ひだまりさん(予選8位)
☆準優勝
赤ゾロ/SMASHさん(予選2位シード枠)
☆ベスト4
赤緑ロー/がじゅまるさん(予選5位)
緑キッド/なーがさん(予選1位シード枠)
☆ベスト8
赤ルフィ/ナナウエさん(予選3位シード枠)
緑キッド/こめぽさん(予選4位シード枠)
紫カイドウ/ターギスさん(予選11位)
緑キッド/うどんさん(予選5位)
☆ベスト12
緑キッド/ハヤシライスさん(予選9位)
赤緑ロー/Shinさん(予選12位)
赤ゾロ/ありんこさん(予選7位)
紫カイドウ/KORYUさん(予選10位)
上記の分布をまとめたものが以下になります。
トーナメント進出上位12名では「緑キッド」がダントツの5名42%、
「紫カイドウ」「赤ゾロ」「赤緑ロー」が各2名で17%です。
多くの対戦数をこなす大会では、安定性の高くローリスクで行動できるデッキが好成績を残す。という事が、この結果から言えると思います。
デッキそのものの『再現性』や『勝ち筋までのルート』など内的な部分を研究することの方が重要であるかもしれません。
カードゲームで「再現性が高い」と表現されたら、想定した動きが成功する確率が高いことを意味しています。
簡単にいうと「毎試合ごとに同じことができるかどうか」ということですね。
「ナミ」「ボニー」「モモの助」など『容易な条件』かつ『幅広いカードを対象にできる』カードはデッキの再現性向上に大きく貢献します。
毎回同じ展開ができるのは、安定してデッキの強みを押し出せていると同義であるため、必然的に勝利に近づきます。
再現性が低い例としては「鬼ヶ島を2ターン目に置く」「ライフからトリガーを引く」などが挙げられます。
なんとなくでも、この難しさはイメージできると思います。
「初手で引けているか」などプレイヤーがコントロールできない部分に依存するため、勝った試合を再現することは難しいです。
紫カイドウは、その再現性の低さを除去性能の高さで補っています。
入賞デッキの中で意外なのが赤緑ローです。
使用率は3名8%でしたが、決勝では2名17%が決勝へと駒を進めています。
リーダーの赤緑ローは、場を5枚埋めている場合に2ドン支払うことで、場のキャラを1枚手札に戻し、戻したカードと異なる色で5コスト以下のキャラを手札から出す能力を持ちます。
簡単に言うと『赤戻して緑出す。緑戻して赤出す』非常にシンプルですが、これが非常に強力です。
この能力ができることをまとめました。
・登場時能力を再利用
・戻して再登場させ、メイン能力を2回使用
・レストのキャラを避難させる
・速攻キャラを戻し、もう一度登場させ2回攻撃する
・登場コストを踏み倒し(コストの高いキャラを出す)
・カウンターとして再利用
など、パッと思いつくだけでもこれだけあります。
使用例としては、こんな感じです。
11ドンの行動、つまり普通であれば不可能な動きをすることが可能です。
この能力を使用する前提として、場にキャラが5枚ある事が必須です。
強く使う為には、場を埋めるサーチやブロッカーなどの軽コストキャラと、アタッカーとなる中コストキャラを引いておく必要がありますが、サーチ能力を使いまわすことで、引き込むことができます。
現環境では以前に比べ、フーズフーやキラーなどの低コスト除去の採用が控えめであることも、追い風となっているかもしれません。
第0回琉王杯のフーズフーとキラーの採用率
混色リーダーは初期ライフが4と心もとなく感じてしまいますが、赤緑の1コストブロッカーを8枚採用できるため、ライフへのダメージは中々通しにくく、アタッカーとなる5コストキャラへの攻撃も防いでくれるため優秀です。
正直これが一番強いと言ってもいいかもしれません。鉄壁。
各リーダーごとの予選突破率はこちら
■優勝デッキを見ての感想(デッキ考察)
今回優勝したデッキレシピはこちらです。
優勝は『緑キッド』デッキでした!
気になるカードの採用がちらほら、ありますね。
3コスト4000のブロッカーです。
通常だと、低コストブロッカーは「ベッジ」「キラー」のみですが、優勝構築では「シャチ」を2枚採用されています。
このカードの最大の特徴は「シャンクス」をブロックできること。
アタック時に覇気を身に纏い、パワー2000以下のブロッカーを無効化させることができます。
が、シャチはシャンクスの覇気に負けません。
「シャチ」は「8コストキッド」の起動能力で登場させることで有効に活用できます。
赤デッキでは「8コストキッド」を処理する札は「お玉」+「JET銃」、「円卓」+「ロビン」、「ドンもりもり付与5コストルフィ」などありますが、アタッカーを除去に回す必要があったりと、あまり相手したくないキャラです。
そのため、場残りもいいシャンクスで攻撃を仕掛けたい。
緑デッキもシャンクスをそこでキッドの攻撃を引き付ける能力を起動しながら、シャンクスをブロックできる「シャチ」が活きる形になります。
こちらに準決勝・決勝の様子をアップしましたので、ご覧になってください。
画質悪いのゆるしてね。
■ちょこっと裏話
考察についてはここまでです。
ここからは運営の私が開催してみての感想や反省だったりを書いていこうと思います。
沖縄初のワンピースカード非公認ということで、どうなるかわかりませんでしたが、36名も参加頂き感謝しています。
改めてありがとうございました!!!
パックなど手に入らない状況が続いていて、新規層が入り込みにくいことに心底悲しみを感じています。
ただ、そんな中の36名は凄いな。と率直に感じています。
これから公式でもチャンピオンシップなどが行われ、もっと盛んになると思います。
新弾発売もあるので、メタ考察がまわりもっとカードゲームとして成熟していくことを期待しています。
沖縄という地でも発展できたらと思っています!
これからもよろしくお願いします!
◆みなさんにお願い◆
感想をtwitterなどに #琉王杯の環境考察 のタグをつけて感想など意見いただけると嬉しいです!
こういう内容もいれて欲しい等あれば、どしどしご意見ください!